~ 自己破産 ~ まずは正確な借金の把握から
自己破産に追い込まれた経験を持つ人の多くは、多額の借金を抱えている現実から目をそむけていたり、始めから自覚すらない場合が多いようです。
現実逃避というものになるのでしょう。
そういった人が自己破産をしてしまうというケースがあまりに多く見受けられます。
ただ、そういった人の中には、現実と向き合えば、あるいは自己破産しなくてもしっかり返済ができたかもしれない、あるいは別の方法があったかもしれないというケースは多々あります。
安易に考えず、そして現実から逃げず、最良の道を模索しましょう。
そのためには、まず現状、自分のおかれている立場をしっかり把握する必要があります。
それはつまり、今の自分が抱えている借金の正確な金額の把握です。
消費者金融を利用している方が自身の正確な借金の額を知るには、インターネットを利用するのが一番手っ取り早いようです。
契約している消費者金融のホームページにいき、該当するページを探しましょう。
大体、返済額の詳細などといった感じの項目があると思うので、すぐにわかるかと思います。
難しい場合は、Q&Aコーナーを探したり、メールで問い合わせしてみるといいでしょう。
インターネットを使わない場合は、直接窓口やATMで確認する事になります。
残高証明を発行してもらえばそこに記されているでしょう。
自分の借金の総額がわかったら、次にすべきなのはそのリスト化です。
自分が今どの会社にどれだけの借金をしているのか、そしてその会社の金利はどの程度なのかなど、しっかりと自分で記しましょう。
自分が今どれくらいの額の借金をしているか、この行為によって自覚する事ができます。
返済額も同時に記してみるといいでしょう。
これによって、今後自分がどうすべきかをある程度見極める事が可能となります。
借金の把握は、大きな最初の第一歩なのです。
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長い人生の中では、誰かにお金を借りなければいけない状況を経験することもあるでしょう。
問題は借りる相手です。
親や兄弟、親しい友人などであれば、通常、あまり深刻な事態に発展することはないでしょう。
しかし、消費者金融などの業者に借金をした場合は、返済が滞るとどんどん事態が悪化し、下手すると人生を狂わせてしまいます。
最近は安易にお金を借りられる方法が増えてきています。
キャッシングローンを始め、カードを使った安易なキャッシングなど・・・。
キャッシングの審査も年々甘くなってきています。
返済能力に若干疑問がある状態と判断しても、それを承知の上で融資する所も少なくありません。
そのような影響で、多額の借金を背負うことになった人がここ10年でかなり増えました。
悪徳業者に騙されたというケースは依然として多く存在します。
しかし一方、客観的に判断しても本人の無責任さが原因と思われるような状況で窮地に追いやられるケースが増えてきているのも事実です。
そんなケースに該当する人にとって、最後の望みは「自己破産」制度です。
自己破産とはどんな制度なのでしょうか?
簡単に言えば、債務者が返済能力を著しく失って、経済的に破綻し、もう支払い能力がない・・・と裁判所が判断した場合、債務者の財産全てを換価することで、借金の返済義務を免除するという制度です。
もっと簡潔に言えば、「ない袖は振れないので、もういいよ」という事です。
ただしその際、必要最低限の生活費・財産以外は全て没収されます。
そして、今後の生活も少なからず制限が加えられます。
とはいえ、自己破産をすれば借金が帳消しになるのは事実であり、制度を利用する事で、自殺などの最悪なケースを免れた人々も多くいます。
自己破産は、個人に対する救済措置として国が設けた制度なのです。
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