~ 自己破産 ~ 自己破産の前に気持ちの整理を
やむをえない事情により、借金せざるえない状況に陥ったとします。
いくら努力しても状況を変えられない場合があります。
借金をしてしまう事もそうですし、返済をできない事もそうですが、自分の意思の弱さや力のなさなどが必ずしもそういった状況を生み出すとは限りません。
中には自分に責任がないのにそういう自体に巻き込まれる事はあります。
一番多いのは連帯保証人ですね。
こういう制度があるから、真面目な人でも結構自己破産に追い込まれるケースがあるのです。
そうなった場合、まず必要なのは、気持ちの整理をつけることです。
パニックになっている頭では、手続きすらままならないでしょう。
まずは落ち着いて、現状を把握する事。
それが第一です。
借金をしてしまった状態での一番の愚行は、その借金を返す為に他の業者からお金を借りる事です。
真っ当な会社は、多重債務の状態になっている人にお金を貸す事はありません。
そういうケースでお金が借りられるという事は、ほぼヤミ金融でしょう。
そうなると、やはり自己破産に追い込まれることになるでしょう。
実際に追い込まれてしまった場合は、覚悟が必要です。
自己破産というのは、そう簡単な事ではありません。
手間も時間もかかりますし、認定されたからといって必ずしも幸せになれるとは限りません。
それでも、それしか道がない場合は、覚悟を決め、自分がその後どういう状況になっても、しっかり生きていく事を覚悟しなくてはならないでしょう。
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長い人生の中では、誰かにお金を借りなければいけない状況を経験することもあるでしょう。
問題は借りる相手です。
親や兄弟、親しい友人などであれば、通常、あまり深刻な事態に発展することはないでしょう。
しかし、消費者金融などの業者に借金をした場合は、返済が滞るとどんどん事態が悪化し、下手すると人生を狂わせてしまいます。
最近は安易にお金を借りられる方法が増えてきています。
キャッシングローンを始め、カードを使った安易なキャッシングなど・・・。
キャッシングの審査も年々甘くなってきています。
返済能力に若干疑問がある状態と判断しても、それを承知の上で融資する所も少なくありません。
そのような影響で、多額の借金を背負うことになった人がここ10年でかなり増えました。
悪徳業者に騙されたというケースは依然として多く存在します。
しかし一方、客観的に判断しても本人の無責任さが原因と思われるような状況で窮地に追いやられるケースが増えてきているのも事実です。
そんなケースに該当する人にとって、最後の望みは「自己破産」制度です。
自己破産とはどんな制度なのでしょうか?
簡単に言えば、債務者が返済能力を著しく失って、経済的に破綻し、もう支払い能力がない・・・と裁判所が判断した場合、債務者の財産全てを換価することで、借金の返済義務を免除するという制度です。
もっと簡潔に言えば、「ない袖は振れないので、もういいよ」という事です。
ただしその際、必要最低限の生活費・財産以外は全て没収されます。
そして、今後の生活も少なからず制限が加えられます。
とはいえ、自己破産をすれば借金が帳消しになるのは事実であり、制度を利用する事で、自殺などの最悪なケースを免れた人々も多くいます。
自己破産は、個人に対する救済措置として国が設けた制度なのです。
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